どうも、というかお久しぶりです。高校に入っても家庭科は苦痛のえーだん7です。
前回の予告通り、2020年末辺りの12/27~2021年の02/07にかけて製作した改造プラレール 銚子電鉄ユ101です。約60日ぶりの投稿はまたしても過去に製作した改造プラレールですはい。
そもそも「ユ101?なにそれおいしいの?」と思う人がいるかもしれないので、まずは車両解説から行きたいと思います。
【解説編】
銚子電鉄 ユ101
日本国有鉄道が1985年にワム80000形貨車をトロッコ客車に改造した車両で、銚子を舞台にしたNHKの連続テレビ小説「澪つくし」にちなんで、主演を務めた沢口靖子さんが「澪つくし号」という愛称を名付け、銚子電鉄では1985年8月から2006年までの休日・夏休み期間を中心にデハ800・デハ1000に牽引されながら銚子の海を見てきましたが、2007年に保安装置などの諸々の事情により休車となり、笠上黒生駅で留置されていましたが、2012年3月31日に状態が悪く、修繕困難と判断して廃車になってしまいました。(参考:Wikipedia)
しかし、2021年になった今でも笠上黒生駅の隅に放置され、生い茂る雑草の中で静かに朽ちてゆくその姿は、投稿者が銚子に訪れたときにはどこか物悲しそうな雰囲気でした…
…というわけで以上です。長文失礼しました…
車両解説も終わりましたし、ここから製作編に入ります。
【製作編】
まず、種車はプラレールショップやプラレール博で売られているクリアカラーの有蓋車を使用します。
カートレインのワキ10000がベースの製品ですが、これには理由があり、過去に貨車がいっぱい操車場セットのワム80000をベースに改造しようとしたのですが、車体が割れやすい材質で作られていたため改造途中で使い物にならないぐらい無残な姿となってしまい、挫折した経験があるのですorz
…というわけで通常の材質であるこの車両を選びました。では台車と車体を外して加工していきましょう。
まずは車体側面と前面ににドリルなどで穴をあけておき、のこぎりなどで大雑把に切断した後に、やすりで整えて窓部分をあけていきます。初っ端から骨の折れる作業ですが、気合で乗り越えればへーきへーき!
そうしてさっき切った車体をさらに切り刻み、窓枠にします。
1.0mm丸棒で前面と車体に柵を作っていき、ついでに前面のモールドも削っておきます。
ところで、左右に付ける飾り部分は、銚子方か外川方で数が異なるので注意が必要です。この写真では、銚子方だったので飾り部分を2つ付けました。飾り部分は取れやすいので強固に接着したほうがいいです。
そうしたら次は、台車の加工に行きます。
元の機構が車体を取り外して、中にトミカを入れることができるという機構だったので、これは使えるのではないか…と思ったのでプラキッズの座席部分を取り付けていこうと思います。
というわけで、前回の甲武鐡道デ963を作る際に前面を取られたミッk…じゃなくてピチュー客車を用意して、レア物だろうが躊躇わずに解体して座席部分を使用します。こうして、解体された前面とトビーを融合して生まれたのが、後の甲武鐡道デ963である。
犠牲を払い、プラキッズが座ることができる座席部分を取ったわけですが、トミカのタイヤを止める部分が邪魔をして座席が浮いてしまったので、台車の無駄なモールドを削り落としたところ、座席の左右の隅と車体が干渉してしまうので、座席の隅を切り落とします。それで車体にはまればおkです。
さてさて、台車の加工も済んだことですし車体の加工に戻りましょう。
まずは、タミヤのポリエステルパテで車体を埋めて、乾燥後にやすり掛けをします。(右のドクターイエローは気にしないで)
そうしたら、1.0mmプラ板とコトブキヤの丸モールドⅡを貼り合わせてテールランプを作り、外川方の前面と車体側面にも柵を作っていきます。
ラッカーパテで凹凸を埋めていきます。乾燥後にやすりで削れば、次はいよいよ塗装です。
【塗装編】
手始めに、車体と台車にサフを塗装していきます。
ここからが地獄の始まりです。
冬場だったので4時間ぐらい乾燥させて、タミヤカラーX-14 スカイブルーで塗装します。そうこうしているうちに年が明けて2021年になったのは内緒です。
そうしたら、PCで編集した波模様に沿ってマスキングテープを切り、タミヤカラーX-2 ホワイトを塗装しましたが、なんか垂れてきたのでIPAで塗装を剥がしますorz
IPAで塗装を剥がしてラッカーパテで埋めきれなかった部分を埋めて再度サフを吹き、タミヤカラーのX-2 ホワイトとX-14 スカイブルーを混ぜたものを塗装していきます。そうして模様の下地をX-2 ホワイトで塗り、マスキングテープを貼りつけて模様と台車にタミヤカラー XF-8 フラットブルーを塗ったのちに、車内と座席部分をタミヤカラー XF-78 木甲板色で塗装していきますが、乾燥後にマスキングテープを剥がしたときに悲劇が起きました…
…
青い部分ずれたぁぁぁぁぁ!!!!
…というわけでまたIPAで塗装を剥がす羽目になりました♨
ここで痺れを切らしてタミヤスプレー TS-23 ライトブルーを購入して、もう1回塗装したのですが、塗り方がまずかったのか垂れてしまい、またIPAで塗装を剥がすことになってしまいました。ここで薄々気が付いたのですが、プラスチックの強度が落ちて車体が割れ始め、パテがはがれて盛りなおす羽目になることが分かったので、なるべく塗り直しの回数は抑えたほうがいいですね(^^;
…というわけで盛り直し塗り直しを重ねて、タミヤスプレー TS-23 ライトブルーの中身を空瓶に移し、エアブラシで塗装していきます。もう同じ失敗は繰り返したくないです…。
乾燥後にまたまたマスキングテープを切り出して、Mrカラー C1 ホワイトで塗装していきます。ユ101特有の波模様の切り出しは過酷でした…
そうしたら、今度は波模様からずれないように車体にマスキングテープを貼り、台車の方にもタミヤカラー XF-8 フラットブルーを塗装していきます。
…というわけで、ちゃんと波模様ができているか確認するために乾燥後にマスキングテープを剥がしてみましょう。
やったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
波模様をうまく塗装することができたので、車体外部と台車の座席部分以外をマスキングして、車内と座席部分を再度タミヤカラー XF-78 木甲板色で塗装していきます。
そうしたら最後の仕上げです。最後に柵をタミヤのエナメル塗料 XF-16 フラットアルミを筆塗りしていき、テールランプは同じくタミヤのエナメル塗料 XF-9 ハルレッドを筆塗りして色差しをします。
色差しが終わったら、車体と台車に半艶コートを吹きかけます。今回は車内も塗装したので半艶コートを吹きかけるのは苦労しました。
…というわけで8時間ぐらい乾燥させて、乾燥後に台車を組みなおして車体をかぶせていきます。
_人人人人人人人人人人人_
> 銚子電鉄ユ101 完成 <
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牽引車をつなげてレールの上に乗せれば、そこにはかつて銚子の潮風に揺られてのんびり走っていたで貨車改造客車の姿がありました。(牽引車が箱根登山なのは気にしないで)
もちろんピチュー客車の座席部分を使用したので、プラキッズを乗せることができます。
この車両を銚子へ携帯して、笠上黒生で念願の実車との記念撮影ができました。それにしても車体の水色が少し濃い気がしますね。
…というわけで、以上 改造プラレール 銚子電鉄ユ101でした。こんな長ったらしい記事を最後まで見てくれてありがとうございました。次回の改造プラレールの記事も1か月や2ヶ月の撮りだめ写真を添えた記事となりそうです…。