えーだん7のgdgd日記

放置しがちのクソブログです

《改造プラレール》 しなの鉄道115系S9編成 台鉄自強号色を作る

お久しぶりです。

勉強などで忙しくて更新ができず、気が付けば前回の更新からおよそ4か月が経過していました。

 

今回紹介していくのは、2021年08月14日から2021年09月16日にかけて製作したしなの鉄道115系S9編成 台鉄自強号色です。

 

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2018年3月26日に、しなの鉄道台湾鉄路管理局(台湾でいうところのJR?)と友好協定を締結したことにより、115系電車と特急型車両のEMU100型電車が同時期に製造されたことや、姉妹駅協定を締結した「田中駅」を通ることから、しなの鉄道側でEMU100をイメージした塗装が施されました。

 

さて、この車両を作ろうと思ったきっかけは、1年くらい前に横須賀色の115系S26編成を作り、そのうち長野に行って親子写真を撮ろうと思ったのですが、感染症の影響で延期に延期を重ねているうちに、撮りたかったS26編成の引退が発表され、終いには親子写真を撮れずに解体されてしまいました(´・ω・`)

 

※過去に投稿した115系S26編成製作記はこちらから↓

eidan7sgdgddiary.hatenablog.com

 

それで8月中旬、中古屋で205系165系が売っているのを見つけて購入し、もう1本しなの鉄道115系を作って親子写真を撮ろうと思い、

そこであまり作例の見ない台鉄自強号色を作ると決めました。

 

…というわけで、前置きが長くなりすぎてしまったので、製作していこうと思います。

 

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種車は言うまでもなく165の前面と足回り、そして205の車体です。

中間車の方は205のものをそのまま使用していきます。

 

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165の前面と205の車体を接着させたら、屋根のランボードを削り取り、この時、前面のタイフォンをシャッター式にするためにのこぎりで切り込みを付けておき、そのあと車体側面に0.3mmプラ板をちまちまはめ込んでいきます。

この作業は思っていたより過酷な作業でした…

 

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中間車の方の屋根はシングルアーム化後の姿を再現するので、最初は元あったひし形パンタグラフを改造してシングルアームパンタグラフを作ろうとしましたが、失敗したので地下鉄金型(N05系や9000系5次車辺り)のパンタグラフを型取りし、エポキシパテで複製してから埋めきれなかった部分は削りカスと接着剤などで埋めました。

 

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製品の165は前照灯が大きいものなので、ニッパーなどで切り取ってからパテを埋め込む部分をピンバイスでくり抜き、尾灯からエポキシパテで複製してシールドビーム化しましたが、後部車のライト位置がずれてしまったので、ずれた前照灯を無理やり抜き取り、UVレジンで複製しなおしました。

 

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長野・妙高高原寄りの先頭クハ115-1223の車体側面にはトイレがあったスペースがあるので、裏に2mm角棒を3本か4本ぐらい重ね、その上に0.3mmプラ板を貼ってトイレ窓を作ります。

ちなみにしなの鉄道譲渡後はトイレが閉鎖され、避難はしごなどを置く業務室として機能しているようです…

 

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余談はさておき、プラ板の貼りつけが終わったら屋根や車体側面にラッカーパテを盛り、乾燥後にやすりがけをする作業を2回繰り返します。

 

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1mm丸棒や0.3mmプラ板で手すりや渡り板を作り、0.5mmプラ板(だったっけ)と2mm丸棒で作った列車無線アンテナを前面に貼りつけ、車体側面の窓に1mm角棒を裏から接着してサッシを取り付けて田窓にします。

 

飾り付けが終われば、いよいよ塗装です。

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まずはサフを吹き、アンテナとベンチレーターとパンタグラフははサフの色を使用するのでマスキングテープを貼り、そのあとに車体側面をMr.カラー ラスキウス アウラ CL101 ブロンドで塗装します。

 

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EMU100の塗装を再現するため、PCで作成した図面を参考にマスキングテープを切り出し、側面上部に貼りつけてから、中部の帯と端をMr.カラー C-51 薄茶色で塗装します。

 

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次に、車体下部をタミヤのラッカー塗料 LP-76 イエローブラウン(DAK 1941~)で塗装します。

これで車体側面の塗装は完了です。次は前面を台湾鉄路管理局特有の派手な警戒色に塗装していきます。

 

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まずは先頭・後部車の前面と台車の排障器部分をMr.カラー C-113 RLM04イエローで塗装します。

これだけ見ると末期色に塗っているようにしか見えないです…

 

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前面上部と下部の帯はバーチャロンカラー VO-14 コーラルオレンジとMr.カラー C-59 オレンジを混ぜたもので塗装します。

車体下部の帯を絶妙に曲げるようにマスキングをするのは大変でした。

 

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屋根はMr.カラー C-13 ニュートラルグレーで塗装します。

 

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クーラーボックスはガイアノーツの鉄道模型用カラー 1000 ステンレスシルバーで塗装します。

205系のクーラーに合わせて、今回は細かくマスキングして塗装してみました。(逆に前だったら大雑把に塗装していた)

 

最後に、前面の窓枠をXF-24 ダークグレー、前面と車体側面の窓サッシはX-32 チタンシルバー、篠ノ井・軽井沢寄りの後部車の貫通幌と前照灯はXF-16 フラットアルミ、尾灯はXF-9 ハルレッドで、それぞれタミヤのエナメル塗料で色差しして、PCで作成したシールを貼りつければ…

 

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しなの鉄道115系S9編成 台鉄自強号色、完成ッ!!

派手な前面塗装に、車体側面は落ち着いた色合いが特徴的な異国の地の塗装をまとったこの115系を改造することができました。

 

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3両編成につなげ、レールを敷いて前に作ったS26編成と並べてみました。

なお、前面幕を遊び心で台湾の特急に相当する種別「自強号」にしています。

 

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前もって運用を調べて行程表を作り、2021/10/30に、およそ1年ぐらい延期を重ねた長野の旅に行ってきたので、その際にこの車両を持ち込み、念願の実車との親子写真を撮ることができました。